マックの資産形成日記

投資初心者の資産形成記録です。1年目100万の入金から開始、まずは2倍に増やすことを目標に頑張ります。

【読書記録】株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす ジェレミーシーゲル

こんにちは、マックです。

今日はこの一冊を読みました。

 

 

 
 
ジェレミーシーゲル氏
 
ペンシルバニア大学ウォートン校の金融学の教授です。
 
以下、簡単なまとめとして
 
○米国市場での企業の長期での投資リターンを分析した結果、
「割安な高配当銘柄」
が最もパフォーマンスが良い。
 
○逆にハイテク株やIPO株などはその成長性とは裏腹にパフォーマンスは悪い。
 
 
○株式の長期的なリターンは増益率そのものでなく、実際の増益率と投資家の期待との格差で決まる。
そのため、ハイテク銘柄や電気通信銘柄などの成長産業では、株価が割高となり、逆に生活必需品メーカーと製薬会社、タバコ産業などは株価が割安に見られる。
 
「配当金は、下落相場のプロテクターになり、上昇相場のアクセルになる」
それに加えて、割安な銘柄は相対的に高配当となるため、配当金を再投資することで割安なときは多くの株を取得し、値上がり時はその上昇の恩恵を加速的に受けて長期的にリターンがよくなる。
 
 
 
後半は、先進国の高齢化に伴う資産の売却先の不足や、中国の発明と衰退の歴史とこれからの経済発展、グローバルでみた少子高齢化の課題解決など、非常に面白い内容でした。
 
15年前から中国の発展を予測しています。確かにその頃「中国は伸びるぞ」と耳に入っていましたが、ここまで成長するとは想像出来ていませんでしたからね。
 
配当金再投資に関しては、高配当銘柄を結果的に割合は多く持っている私には魅力的な話に見えました。ただ、投資額がまだまだ足りないと思われること、日本市場に過去の米国市場のような上昇相場が来るのかという疑問はあります。
 
その辺りの違いはあるものの、成長性の高い産業に投資をすることが、必ずしも正しいわけでない(この辺りはピーターリンチがいうこととも似ていますね)ことを考えてくれる比較的読みやすい一冊でした。

 

以上、マックでした。