マックの資産形成日記

投資初心者の資産形成記録です。1年目100万の入金から開始、まずは2倍に増やすことを目標に頑張ります。

【読書記録】投資で一番大切な20の教え ハワード・マークス

 こんにちは、マックです。

投資本をこつこつ読み進めているのですが、今回はハワード・マークス著のこちらの一冊を読みました。

 

 

 

 

 

著者は、オークツリー・キャピタルマネジメントの創設者で投資家、2015年での資産額は19.5億ドルとまさに億万長者になられた方です。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9

 

この本は、その題名の通り、20項目の教えを中心に、バリュー株投資の心得が述べられています。

 

1 二次的思考をめぐらす
2 市場の効率性(とその限界)を理解する
3 バリュー投資を行う
4 価格と価値の関係性に目を向ける
5 リスクを理解する
6 リスクを認識する
7 リスクをコントロールする
8 サイクルに注意を向ける
9 振り子を意識する
10 心理的要因の悪影響をかわす
11 逆張りをする
12 掘り出し物を見つける
13 我慢強くチャンスを待つ
14 無知を知る
15 今どこにいるのかを感じとる
16 運の影響力を認識する
17 ディフェンシブに投資する
18 落とし穴を避ける
19 付加価値を生み出す
20 すべての極意をまとめて実践する

 

全ての内容を網羅は出来ないので、一部のみまとめです。

 

本書では、基本的に終始一貫してバリュー株投資を推奨しています。その理由としては、「最も確実性が高い」点です。将来の成長性に期待して投資をするよりも、現状の資産額に対して割安な株を買うと、株価は適正な価格に戻り、損の可能性が少ないためです。

 

バリュー投資とグロース投資の違いを「今の本質的価値」か、「明日の本質的価値」を把握することであると説いている点は、面白い視点でした。

 

また、リスクにいかに対処するかを説いています。

高いリターンを得ることは重要です。しかし、リターンを一度得たとして、果たして、その投資にリスクはなかったのか?を把握することが、長く成績を上げるためのポイントとなります。

 

ここでいうリスクとは、ボラティリティのことではなく、資金を失う可能性のことを示しています。これを把握する必要がありますが、現状リスクを数値化する指標は存在しません。未来に起こり得るリスクのほとんどが主観的で、見えにくく、定量化できないものとなっています。

 

そして、多くの投資家が「リスクがない」という思い込みを持った時、株価を上げ、それがリスクを発生させます。

巧みなリスクコントロールが投資には必要で、リスクの高い商品を安い価格で買うか、高いリターンを得ることが出来るとのことです。

 

他にも、投資の心得が多く書かれた書籍でした。

読むのには時間がかかりましたが、バリュー投資家を目指す一人としては、読む価値のある本だったと思います。